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副腎腺腫、副腎偶発腫瘍、クッシング症候群、原発性アルドステロン症、
副腎癌、非機能性副腎腺腫、褐色細胞腫、副腎不全、副腎性腺症候群

副腎腫瘍は健康診断での腹部超音波検査やCT検査などで発見される場合と、 ホルモンの過剰症状(クッシング症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫など)で見つかる場合があります。前者は増加傾向にあり副腎偶発腫瘍などという呼び名もあります。クッシング症候群は肥満、浮腫、皮膚が薄くあざができやすい、筋力低下など多彩な症状を来します。原発性アルドステロン症は高血圧症の5%強を占める頻度の高い疾患です。
副腎腫瘍ではホルモン測定による機能検査と画像検査(CT、MRIなど)で治療方法を検討していきます。手術摘出が必要と判定した場合は虎の門病院にて行っています。経過観察または内服薬治療になる場合もあります。副腎不全は副腎ホルモンが不足した状態をいいますが、原因を検討後、副腎ホルモンの補充療法を行っていきます。
先天性の酵素異常症は様々ありますが、QOLと長期的な結果を考慮した最もよい治療を考えていきます。