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高カルシウム血症(副甲状腺機能亢進症など)

原因として、原発性副甲状腺機能亢進症や家族性低カルシウム尿性高カルシウム血症、ビタミンD過剰症、腫瘍随伴性高カルシウム血症などがあります。血液、尿検査で鑑別し、原発性副甲状腺機能亢進症であれば、頚部超音波検査やアイソトープ(核医学)検査で責任病巣の部位の決定を行います。部位決定後、基本的には手術治療となります。高カルシウム血症や骨病変などが軽い場合は内科的に観察・保存的治療をしていく場合もあります。手術は虎の門病院などこの疾患の手術件数が多い施設に依頼いたします。

低カルシウム血症(副甲状腺機能低下症など)

テタニー、知覚異常、こむらがえり、痙攣などをおこします。原因疾患は副甲状腺ホルモン作用の低下、ビタミンD作用の低下、骨へのカルシウムの蓄積亢進、腎不全など、非常に多岐にわたります。原因を精査しビタミンD製剤などで治療していきます。いくつかの疾患が特定疾患として認定されています。認定申請は当院から行えます。